パン レター

   2011年10月




   和菓子の美味しい季節になりました  
     
  和菓子のお勉強に行ってきました。いよいよ、師範科です。和菓子を一から勉強し直したくて、入学した和菓子の学校。この秋には卒業式です。授業がある日はお弁当持ち、密度が濃いレクチャーでした!

“ねりきり”で“鯛”を作りました。飛び跳ねた鯛を模しているので、尾ひれがくるっと回っています。
子供はねりきりを好まないかしら…と思いましたが、意外や意外、一番好き嫌いの多い次男がペロッと食べ、翌日「鯛、もう、いないの?」「昨日、食べちゃったでしょ」「釣ってきてよ」
反抗期の男子の、口と胃袋だけは“わしづかみ”の私です!
 



   その日暮らし  
     
   “その日暮らし”という言葉にあまり良いイメージがないのが一般的ですが、“その日その日を精いっぱい生きる”という”逆説的な意味において、私のみもざていはその日暮らしです。

みもざていにいらして下さる方々の一つ一つのクラスを大切に丁寧に愛情をこめて精いっぱい開き、メンバーのお一人お一人にホスピタリティを差し上げたい。明日の事など考えられない、と思いながらの2年数か月です。

技術的に未熟な私がどこまでいけるのか不安になることもあります。これで良い、とはただの一度も感じたことがありません…。ですから、メンバーの皆様にレッスンしながらも、私の事を育てていただいている、という感謝の思いでいっぱいです。

基本中の基本、あんぱんとロールパンを作るたび、私は自分の原点を思います。講師試験の練習のためちょうど3年前、私は数百個のあんぱんを作りました。もういやだ!と思ったはずなのに、
試験会場で他の受験生がパン生地を触っているのを見て、パン生地を触りたくて仕方がなかったのを覚えています。

パン生地、って触ると心が癒されるんですよ。
まだの方、是非、試してくださいませ。

 


  初級のロールケーキ  

     
   今日のレッスンは、あんぱんとロールパンの発酵途中にロールケーキを作りました。

ロールケーキをハーフサイズにしてお一人ずつ巻くレッスン。
ちょっとドキドキでしたか?
矢羽模様も美しく仕上がりましたね。
 


   “10月かぼちゃ”は美味しいです  
     
  今月の上級はパンプキン攻め!というほどのことでもありませんが…

パンプキンタルトはかぼちゃの甘味を生かして、砂糖の分量はギリギリ
まで控えてあります。タルトはフィリングを入れても底面が生っぽくならない工夫をしました。ほんのひと手間を加える事で、お味が大きく左右することに気づき、我ながらびっくり!
パンプキンサラダはタルトのフィリングの残りを利用して作りました。


   ビーネンステッヒ  
     
  上級クラスでビーネンステッヒを召し上がられたメンバーの方が、
「キャラメリゼしたアーモンドが乗っているようですね」と おっしゃられました。おっしゃるとおり、キャラメルと同じ材料にローストしたスライスアーモンドを混ぜてトッピングしています。一つ、もう一つ…と食べたくなる美味しさです。今日は舟形で焼きました。

コーングリッツはコーンの粗挽きの粉が入っています。
焼き上がりはしっとり。そしてトーストして召し上がるとサックリ!
 

    

     

   黒ゴマ豆腐を作るパン教室って…?  
   

   ごま豆腐を初めて召し上がる方にはなかなか受け入れられない食感なのかもしれませんが…ごまの香りが効いたこのお味、鎌倉の有名な寺の懐石料理の一品に似ている、との評をいただきました。  



   初めての蒸気焼成  
   
  今月の中級はカントリークッペ、チーズ・ベーコンクッペです。
蒸気焼成を怖がってなかなか、なさらない方が多い中、こちらのクラスの方は果敢に(笑)チャレンジされました。一度できれば大丈夫。きっとご自宅でもできますよ。
本格的フランスパンはまだ先ですが、このクッペもかなり“いける”
でしょ?
 



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